商品について
- Q海外からの仕入れは、いつからですか。
主にどういう所に販売していますか?
- 大手商社勤務を経て現在は株式会社更紗で主に冷凍ガニの輸入を行っています。
カニ以外にも、カナダから、シシャモ、カニ、アイスランドからニシン、シシャモ、赤魚、ノルウェーからサバ、サーモン、東南アジアから海老類の輸入経験があります。生で寿司ネタに使える素材からボイルした商品まで数多くの商品を扱っています。主に仕入商品は魚市場、問屋、国内の加工工場、レストランなどに納品しています。
- Q商品を厳選する際にこだわっているところはありますか?
- 食べて頂くお客さまに満足していただけるように、仕入の際は徹底して品質にこだわっています。
- Q仕入れの際に高品質を保つための、心がけや手法はありますか?
- これまでの経験から、信頼できる海外の仕入先や工場があります。また出荷時は必ず検品をおこなっていますので、品質には自信があります。
- Q仕入れの時に特にこだわっている点はありますか?
- 海外からの仕入が多いので、その時期の漁獲量や為替などのタイミングを見定めて、安く高品質の商品を提供できるように努力しています。
- Q海外で加工したものも輸入していると聞ききました。
どのように海外で加工されてから輸入するのでしょうか?
- 商品によっては単純に冷凍するだけではなく、付加価値を付けるための加工も行います。
日本を含め、世界中にある水産加工工場を用いて、最適な形状で販売しています。
また、冷凍に関しても様々な技術があり、商品や生産地に応じて最適な方法を選択します。鯖などは冷凍庫のファンを用いて空気の対流で凍らせるブレストフリーザーを用います。カニなどは短時間で冷凍させるために飽和食塩水に漬けて凍らせるブラインフリーザーを用います。ホタテ貝柱、カニの剥き身製品などは鮮度を重視するためにー70℃の窒素凍結でのトンネル内で瞬間凍結をするトンネルフリーザーを用います。主にノルウェー、カナダ、アイスランドなどには原料を凍結する工場があります。東南アジア、中国には寿司ネタ、カニのむき身、骨取り魚などの付加価値加工を行う工場があります。
- Q工場での加工でのこだわり、気をつけている事、管理方法などを教えてください
- 加工工場を選ぶ場合は品質はもちろんのこと、工場が衛生的であることが絶対条件です。弊社が提携している工場は、手洗い、帽子、マスク、手袋の着用は勿論のこと菌検査(大腸菌、一般生菌数、大腸菌群等)を毎日行っています。
- Q御社の強みは(御社を選ぶ利点)なんですか?
- 弊社の強みは業界で長年培ってきた経験と魚に対する知識、人脈、ネットワークです。
- Qおすすめの商品を教えて下さい。
- カニの爪と、爪コロがオススメです。カニは姿(すがた)の方が迫力があり人気があるのですが、殻がついている分重量に対して可食部が少なくなってしまいます。それに対してカニの爪のポーションなどは一部殻を向いていますので、重量に対して可食部が多いのです。爪は1尾のカニで2本しか取れない貴重な部位です。また爪は良く動きますので他の部位と違って身の繊維質があり、非常に食感がいいです。大勢で集まるときにフライなどにすると非常に喜ばれます。是非お試しください。
- Q長年の経験で印象にのこったエピソードはありますか?
- 真冬のノルウェー、アイスランドでのシシャモの買い付けでオーロラを見た事です。
- Q美味しいカニの見分けるコツはなんですか?
- おいしいカニは、身入りが良いです。持ってずっしり重みがあります。
意外ですが、ズワイガニなどは表面がきれいなカニよりも、汚れているカニの方が身が詰まっています。もちろんそちらの方が美味しいです。
- Q届けた後の商品をどのように扱うとおいしさを保てますか?
また、気をつけて欲しい点はありますか?
- 解凍方法で味が変わりますので、気をつけてください。お湯に漬けたり、水に漬けたりせずに自然解凍します。冷蔵庫に入れてじっくり解凍するのが良いです。
秋冬ならば台所で自然に解凍しても大丈夫です。
- Qお客様にメッセージをお願いいたします。
- 漁師、加工業者、倉庫会社、商社、運送会社さまざまな人の手によってできた水産品をお客様のもとにお届けします。上手に解凍して良い状態で召し上がって下さい。